無知だと知ることがスタート:恥ずかしさから始まった新しい人生

日常

ご挨拶

おはようございます!
このブログを毎日何時にあげようか?悩んでいますが、
今は始めたばかりなので、何も決めずにとりあえず上げていきます。

また色々と更新しているうちに、
決まっていくのかな~と思っています!YouTubeもそうでしたから。

挨拶はほどほどにして、
今日はつい5年前くらいの自分が思っていたことを書こうと思います。
最後までお付き合い頂ければ幸いです。

外国人との会話で気付いたこと

私って東京に住んでいるだけで、それ以外の事というか、
東京のことすらも何にも知らないな…


お店を持ち、色んな外国人の方と出会い、
恥ずかしながら自分の無知さを初めて知りました。

私がやっていたカフェは外国人観光客の方が毎日のように来るお店でした。
観光客なので、ほとんどの方が東京以外のところにも旅行に行くんですよね。

なので必ず聞いていたのは
必ず聞いていたのは『旅の目的』
そして『どこに行ったのか?これから行くのか?』
ということでした。

人それぞれ旅をする理由はまちまちなのですが、
多くの方が「素晴らしい国だから来てみたかった」と答えました。

そして場所に関しては本当に色々なところなんですよね。
大阪、広島だけでなく、
岩手、和歌山、島根、三重、長崎、などなど

そして、
地方の名前を聞き具体的にどこにいくのか?を聞くものの、
あまりにも自分の知識と経験がなさすぎて、

その県ならどこに行くのか?なぜそこを選んだのか?

ということが全くわからなかったんです。

岩手に行くという方は「岩手山に登る」
和歌山に行くという方は「白浜に行く」
島根県に行くという方は「出雲大社」

などなど、大体その県の有名どころを知っていればわかることだったのでしょうが、
首都圏の外に行くことが全くなかったので、
その想像すらできませんでした。

東京のことすら知らない

今度は東京だけに滞在するという外国人の方と会話をすると

「浅草、月島、谷中商店街、秋葉原・・・」

という、
東京でも私が詳しいエリアと対極に位置する場所の名前を言われます。

この辺も全くといって良いほど足を運ばないので、
「おいしいご飯屋さんはどこ?」
「なにか面白い場所ある?」
「日本の伝統芸能に触れてみたい」
「皇居って入れるの?どうやって行くの?」
とか言われても、全くといって良いほど答えることができなかったんです。

自分がその辺に行ったとしても、
食べログで検索してしまうので、
結局その人たち自身が検索した方がいいのかな…なんて思ったりして。

そういう毎日が続くことで

私って日本のことを、
自分が住んでいる東京のことすらも全然知らないんだな…

そう感じました。

日に日に恥ずかしい思いが募りつつも、
地図を見て勉強する時間もない。

自分で選んだ「店を経営する」という道に対して
少しばかり後悔も生まれました。

しかし、サラリーマンではなく独立したことで、
多くの国の方と知り合うことができ、
自分が無知であるということを教えて貰っただけも
十分恵まれているなという実感はありました。

真逆の人物との出会い

そんなやきもきした思いを抱えて毎日を過ごしていましたが、
突然その時はやってきました。

コロナで緊急事態宣言

お先真っ暗な気持ちになりました。
従業員もいる、飲食業だから休まなきゃいけないかもしれない。

誰もが今まで経験したことのない未曽有のことが起きました。
今まで来ていた外国人の人たちも来ることはなくなりました。

お店を閉める選択がよぎりつつも、
閉めたら閉めたで売り上げゼロが確定してしまうので、
とりあえず開ける毎日。

お客さんが一人

みたいな日も多々ありましたが、
ゼロの日がなかっただけでもありがたかったです。

そんな中、
とあることがきっかけで大阪に行く機会がありました。
その時出会ったのが、私と真逆の人でした。

そう。

おししょー(旦那さん)です

日本全国を旅した経験があり、
だいたい日本のどの場所のことも知っている。

〇〇県の有名なものは?と聞くと、
これとこれとこれ
って3つくらい返って来る。

東京と大阪という、
日本の二大都会と言われる場所で育った人間同士でも
その後の道でこんなにも変わるんだな~と思いました。

昔の話をすることがほとんどない私たちですが、
きっと出会った頃の私に対して
「この人住んでる周りのこと以外何にも知らないな」
と思っていたことでしょう。たぶん。

それ以降、
旦那さんはすでに行ったことある場所もたくさんあったと思いますが、
そんなことは気にせずに色んな所に連れて行ってくれました。

そして、その土地の有名なもの、歴史、おいしいものなど、
少しずつですが知識と経験が積み重なってきたと思います。

変わったと実感できた時

時は過ぎて今治に移住して1年半が経った時に、
元々お店にきてくれていた外国人の方が今治に会いに来てくれました。

コロナ禍を経て数年ぶりの再会!
東京でなくても会いに来てくれることがめちゃくちゃ嬉しかったです。

久しぶりの再会なので積もる話がたくさんあったのですが、
その方はもう10年くらい前から日本に旅行に来ていたので、
今まで日本のどこに行ったのか?という質問をしてみました。

「アプリで記録していて、もう37都道府県は行ったよ!」

と記録を見せてくれました。

そこから話は広がり、
九州から北海道まで色々な地域の話をしました。

驚いたのは、
その多くの場所が旦那さんと行ったことがある場所だったこと

なので、
その友人が話してくれた景色を頭の中でイメージすることができ、
伝えてくれた雰囲気や感覚に共感できて、
自分の経験も重ねて話すことができました。

これは東京に住み、仕事をしているだけでは経験ができなかったことでした。

仕事は大好きだったし、
東京は人が多い分、色んな人と出会うチャンスがあり
素晴らしい時間を過ごさせて貰いました。

しかし今は今で、
人から聞いた情報ではなく、
自分の目で見て耳で聞いて体験できる日常がすごく幸せです。

まとめ

こうしてブログを書きながら
お店をやっていた頃の自分を振り返ると
とにかく無知だったなと思います。

もちろんその分違う知識はあったと思います。
経営することだったり、接客のことだったり、
メニューを考えたり。あとは自分の活動地域の事は詳しかったり。

でもそれによって日本中の人と会話ができるのか?
と言われたら即答でNOでしょう。

改めて自分が何をしたいか?を考えると、
お店でたくさんの外国人が来てくれたように、

自分も色んな国に行き、
年齢も性別も国籍も職業も関係なく、
色んな人とお話したり、たくさんの事を経験していきたい

それが私が描く楽しい人生というか、
大げさに言うと生きる意味みたいなものなのかもしれません。
※生きる意味とかはビジネス的であまり好きな言葉ではありませんが
語彙力がなくほかの言葉が見つかりませんでした…

そういう人生でやりたいことを見つけられたのも、
多くのお客さんが日本を知らないという事実を教えてくれて、
旅という形で色んな所に連れて行ってくれた旦那さんのおかげです。

無知であるという事は凄く恥ずかしいことでした。
しかし、それを知らなければ自分を変える行動をできないので、
そのきっかけをくれたすべての人に感謝です。

今日は長々としたブログとなりましたが
ここまで読んでくれた皆さま、ありがとうございました。