こんにちは。
今年もあと10日余りになりましたね!
少しずつ年末モードになり、
本気の掃除をやり始めました。
今まで「だるいなー」と思っていた不要品の数々も
メルカリで出品したら、トラブルもなく次々売れていくので、
改めて便利な時代だなと感じています。
テクノロジーとは、上手に付き合うのが大事ですね。
さて今日のお話は、
先日東京に里帰りした時のことです。
物価高が叫ばれてから、
実は東京に帰っていませんでした。
久しぶりに用事があって東京に行ったので、
「東京の物価はどんなかね?」と思い、
たまたま通りがかった高級スーパーに足を踏み入れてみました。
渋谷区という、かなり都心の立地のため、
物価高になる前から、
普段の生活圏内のスーパーとは価格帯が違うお店です。
もちろん向かうべきは「みかんコーナー」。
愛媛に住んでいる私が気になるのは、
自分が日常的に食べているものの価格です。
入口にある青果コーナーの、
一番手前にありましたよ。
みかんコーナー!
もちろんそこに鎮座していらっしゃったのは、
われらが愛媛のQueen of みかん。
「紅マドンナ ¥900」

高っ!!
そして愛媛産レモン¥299も発見

……ぶっ飛んでいる
自宅の近くに、
野生のレモンがなっている環境で暮らしている私からすると、
信じられませんでした。
しかし、国産のレモンって東京でしか過ごしていない人からしたら、
めちゃくちゃ高級なイメージなんですよね。
ちなみに、
こちらのスーパーで一番安いレモンはチリ産で、
それでも1つ\150でした。
私がお店をやっていた時は、
メキシコ産の防腐剤バリバリでテカテカのライムですら
1個180円。
それを知っているだけに、
さいさいきて屋で国産ライムが袋詰め300円で売られているのを見た時は、
本当に信じられませんでした。
思わず従業員さんに
「これは本当にこの金額なんですか?!」
と確認したほどです(笑)。
愛媛に移住してから、
そんな出来事がたくさんありました。
日本には、
「東京の常識」と
「東京以外の常識」があるんですよね。
それでも、
こうして陳列されている愛媛のみかんは、
とにかく美しく、
スーパーに入って一番最初に目に入る場所にあることが、
とても誇らしく感じました。
農家さんが一生懸命手塩にかけて育て、
そして東京に出荷されてくる。
配送費もかかるため、
愛媛とは圧倒的価格の差がありますが、
それでも「この価格でも買う人」が来るスーパーだからこそ、
成り立っている値段なのだと思います。
高いなーとは思いつつも、
ふと考えました。
「じゃあいくらだったら妥当なんだろう?」
そんなことを考えながら、スーパーを後にしました。
今回の出来事から、
改めて思ったことがあります。
それは、
「知らない」ということは「罪深い」ということ。
一生小さな世界に住み、外を知らなければ
それはそれで幸せなのかもしれません。
しかし、私のように、
生きているどこかのタイミングで
「知ってしまった」時、
人生を損したような気持ちになることがあります。
そして実際に、
損をしてきました。
振り返ってみると、
私はこれまで、
ずいぶん高い買い物をしてきたと思います。
国産のレモンは、
東京では200円~300円が当たり前。
「希少価値があるから仕方ない」と思っていましたが、
瀬戸内近辺の産直では、
上質な国産レモンがその半額ほどで手に入ります。
愛媛にはキウイもたくさんありますよね。
国産キウイも東京では見たことがありませんでした。
店頭に並ぶのはほぼニュージーランド産。
日本でキウイが採れることすら、
知りませんでした。
しかも、
愛媛のように大きくて完熟なものではなく、
まだ硬くて小さいものが、1個130円前後。
そんな風に、
自分が損している分には、自己責任なので別に良いと思っています。
それではなぜ「罪」と思ってしまうのか?。
それは、
そんな自分と一緒にいる人も損させてしまっているから。
自分の知識不足や、
世界の狭さによって、
周りの人にも同じ選択をさせてしまう。
これは私にとって死活問題です。
逆もしかりで、
愛媛だけで過ごしていたら、
今の東京の物価を知ることはできませんでした。
では、
「知ったことで何ができたのか」。
東京にしか住んだことがない親族に、
愛媛のフルーツをたくさん贈ることができ、
とても喜んでもらえました。(この話は、また改めて書きます。)
これも、
東京、愛媛の両方を知っていたからできたこと。
そう考えると、自分の世界を広げて色々なことを知るという行為は、
自分だけでなく、周りの人、
もしかすると社会をも少しだけ豊かにすることに繋がるのかもしれません。
(このブログを読んで、ひとりでも「読んでよかった」と思ってもらえたら、
それもまた、そういうことなのかなと思います。)
ということで、
今日はこの辺で終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
